ひまわりブログ

2025.11.20

ひまわりガスの社員が語る「冬前メンテ」—今やると冬の故障リスクが激減✨

屋外に設置してあるガス給湯器のイメージ画像

こんにちは!
ひまわりガスです😊
沖縄は本土ほど冷え込まないとはいえ、12〜2月は給湯・調理・乾燥の使用量が確実に増える季節。つまり、“ちょっと出ていたサイン”が一気に故障へ転ぶのがこの時期です。台風明けの塩害や湿気も相まって、放っておくと突然お湯が出ない/点火しない/異音がする…なんてことも。
そこで今回は、今日からできる“冬前メンテ”についてお話します😊
「自分でできること」と「プロに任せるべきこと」を明確に分け、週末の30〜60分で実行するだけで、冬のトラブル確率は大幅に低下しますよ✨

💡まずは屋外のLPガスのボンベ回り

目標:転倒防止・配管健全・塩だまりゼロ

自分でできる事

  • 転倒防止チェーン:緩み等の締め直し
  • 足元の水平の確認:コンクリ基礎の沈下やグラつきが無いか
  • 塩の結晶ふき取り:台風後や潮風が強い日が続いたら、水拭き→乾拭き
  • ボンベバルブ周り触らず目視。濡れ・油汚れ・不審な音や臭いがあれば使用中止して販売店へ連絡しましょう

プロに任せる事

  • 調整器(一次・二次)劣化・亀裂の確認、カバー等の破損の確認
  • 配管の腐食・白化・ねじ部のゆるみ等
  • マイコンメーターの遮断履歴・復帰操作の説明

注意自分でボンベを傾けたり移動しないようにしましょう配管・調整器にストレスがかかり危険です。迷ったら自己判断せず販売店に連絡しましょう。

🛀ガス給湯器(冬の主役は“湯温の安定”)

目標:シャワーの温度がブレない/異音・異臭なし

自分でできること

  • 吸気・排気まわりの清掃:排気トップ・給気口に葉っぱ・クモの巣・塩の結晶が付着していないか。柔らかいブラシや乾いた布でサッと除去
  • 周囲30cmの空間確保:洗濯物・植木・収納物が寄っていないか。可燃物ゼロを徹底
  • 電源プラグ・配線の目視:濡れ・錆・白化(プラスチックの劣化)なし? 濡れていたらコンセントを触らず販売店へ連絡しましょう

プロに任せること

  • バーナーの燃焼状態の確認(炎色・CO/CO₂バランス)
  • 伝熱面の目詰まり・ファンの回転音の確認
  • ドレン・結露経路の詰まりの確認(冬は結露が増えるため)
  • エラー履歴の読み出し・部品寿命診断のアドバイス

ガス給湯器のサイン

  • 湯温が安定しない:流量センサー・熱交換器の汚れかも
  • 点火時に“ボンッ”と音がする:燃焼遅れの兆候。販売店に相談しましょう
  • 室内に異臭がする:使用中止して換気し、販売店に連絡しましょう(換気の際は換気扇などの火気の取り扱いに注意)

🍳ガスコンロ&グリル(安全装置が働ける状態)

目標:一発点火/青い炎/グリルの油ゼロ

自分でできること

  • 五徳・バーナーキャップの分解清掃:ぬるま湯+中性洗剤で洗い完全に乾燥させましょう。点火ピン(プラグ)周りは歯ブラシで優しく汚れを落としましょう
  • グリル受け皿の油は“その都度”廃棄:冬は焼き魚増で引火リスクが増えます。受皿にたまった油は廃棄しましょう
  • Siセンサーの確認:天ぷら油加熱防止・消し忘れ消火・立消え安全装置の表示ランプや操作感をチェックしましょう
  • ゴムホースの確認赤い“ガス止め線”までしっかり差し込みましょう。またひび割れ・ベタつきがあれば交換しましょう(交換が心配な場合は販売店に連絡して取り換えてもらいましょう)

プロに任せる

  • 点火性能の調整・安全装置の動作試験(点火はするが、部品が劣化している場合もあります)
  • 金属フレキ管・接続部の気密確認(発泡液や自気圧計などでの漏えい検査します)
  • 古い機種はSiセンサーコンロ等の買い替えを検討しましょう(安全性が高くなります)

ガスコンロのサイン

  • 炎が黄ばむ・すすが出るときは不完全燃焼の可能性があります
  • 点火するのが遅い場合は電池切れorバーナー詰まりor点火回路劣化等の可能性があります

🧥衣類乾燥(ガス乾燥機)

目標:冬の“部屋干し頼み”から解放+短時間乾燥

自分でできること

  • フィルター清掃:風量低下や時間延長のコストを下げる為、毎回するのが理想です
  • 厚手/薄手を分ける:分けることで薄手の衣類のムダな乾燥を避け、一回の運転時間が短縮になります
  • 排湿ダクトの折れ・外れ:屋外排気の詰まりは湿気が戻りでカビの要因にも

プロに任せる

  • 排湿経路のダクト内部清掃や排気効率を上げるための長さの見直し
  • 振動・異音の点検(ベルト・軸受けの劣化の可能性も)

😺暖房器具(ガスファンヒーター)

目標:夏場の利用がないので使う前は十分にメンテしましょう

自分でできること

  • 吸気フィルター掃除:背面のフィルターを外し、掃除機でホコリを吸引して柔らかいブラシで軽く落とす。水洗い可能なタイプは完全に乾燥させてから戻す
  • 吹き出し口のホコリ取り:柔らかいブラシや乾いた布で優しくとる(通電部が近いため濡れ拭きはNG)
  • ガス栓回り:緩み・異臭なしを目視確認
  • 電気コード:折れ・被覆破れ・プラグ等の発熱跡がないかを確認
  • 試運転3分:異音・異臭・炎の異常(※窓から見て確認)等がないかを確認

プロに任せる

  • 異音が(キュルキュル・カタカタ)や点火の遅れが増えた
  • 転倒時停止や不完全燃焼防止装置の誤作動が複数回ある
  • ガスコードの年数が不明な場合は点検等をおすすめします
猫が室内でヒーターの前で温まっている様子のイメージ画像

🔔換気・警報器:“見えない安全”が冬の命綱

目標:CO(一酸化炭素)事故ゼロ/初期異常を逃さない

自分でできること

  • ガス漏れ警報器:動作ランプ点灯・交換目安は約5年です
  • 住宅用火災警報器:交換目安約10年、誤作動を防ぐため天井のホコリを拭取りましょう
  • 24時間換気・レンジフードフィルターは定期的に清掃して排気効率を上げましょう

プロに任せる

  • 設置位置の妥当性(床・天井・機器距離それぞ設置位置があります)
  • 複合警報器(ガス+CO)への更新提案

📢“冬に増える”トラブルと先回り対策

【お湯がぬるい/出ない】
 ⇒ シャワーヘッドの目詰まり除去は細かなゴミで流量低下します。流量が低下するとガスの燃焼効率が下がるので小まめに除去しましょう

【コンロが点きにくい】
 ⇒電池交換する場合はマンガン電池よりパワーと持続性のあるアルカリ電池が相性◎です。またバーナーキャップの位置がずれていないか確認しましょう

【焦げ臭い/煙が多い】
 ⇒ グリル受け皿の油処理、レンジフード清掃、近くのキッチンペーパー・布巾を退避しましょう

【白い粉・赤サビが配管に】
 ⇒塩害のサイン使用中止せずそのまま(触らない)で販売店へ相談。早期の部品交換で大事に至らせないように心がけましょう

❓よくある質問(現場の実感で答えます)

Q. 給湯器は何年ぐらいで交換?
A. 目安は10年です。ただし設置環境(塩害・直射・風当たり)で差があります。異音・湯温不安定・点火遅れが増えたら点検のサイン

Q. ボンベの表面が白っぽいけど大丈夫?
A. 塩の付着かもしれません。水拭きした後に乾拭きでOK。ただし配管・調整器の白化・亀裂は要注意。気になる場合は販売店に連絡しましょう

Q. 停電時にガスは使える?
A. 調理用は乾電池点火や手動点火で使える機種が多いですが、給湯器は電源が必要なため停電時は使えない機種が一般的

💡まとめ:冬を“平常運転”で乗り切るために

冬の故障は偶然ではなく、たいてい小さなサインの積み重ねです。日ごろからのサインに気づくことが出来れば冬は驚くほど“平常運転”になります。「うちの機器はそろそろ寿命?」「この配管の色、気になる…」その“気になる”が一番のメンテ合図🔎
気になる事があればひまわりガスまでお気軽にご連絡ください。安全点検・清掃・部品交換・更新提案まで、皆様の暮らしに寄り添います😊


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ご自宅のコンロの安全点検も無料で承っております。お気軽にお電話・WEBフォームからご連絡ください。

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